3月18日(日)は地鎮祭だった。
「朝8:30きっかりに始めますから」と工務店の社長から連絡を受けていたので、10分前には現地に到着する様に旦那っちと2人で家を出たが、車で現地に着くと5人の男性が既に地鎮祭の準備をしているのが見えた。
丁度 神座の四隅にスコップで穴を掘り、斎竹(いみだけ)を立てて注連縄(しめなわ)を巡らせているところだった。
工務店の社長と建築士、そして神主さんまでは分かったが、他に面識のない男性が2人いらした。地鎮祭が終わった後で工務店の社長が「基礎工事会社の棟梁と木工建築の棟梁だ」と紹介して下さった。
朝から風の強い日で、四垂れ(よたれ)の紙垂(しで)を下げるが、吹き飛ばされたのを追いかけ、拾っては下げ直すこと数度。
神饌(しんせん)と御神酒も祭壇に供えられた。米、塩、畑の幸(人参、ちんげん菜、ネギを右に、パイナップル、伊予柑を左に)、海の幸(鯛、スルメ、昆布)、御神酒は勝手分からぬ私達2人に代わって全てK社長が用意して下さった。 深謝。。
四方祓いと言うのだろうか、神主さんが、施工主の紹介と工事着工の報告みたいな言葉を唱えた後、時計回りに四隅を回り、塩と榊を各隅に置いた。
その後、工事に関わる一人ひとりが順に(=旦那っち、私、K社長、建築士の先生、木工建築の棟梁、基礎工事の棟梁の順)前へ進み、二拝、二拍手、一拝で工事の無事を祈念し、神主さんが今度は米を四隅に撒き、また少しお唱えした。
二拝、二拍手、一拝
それが終わると続いて直会(なおらい)。奉献した御神酒を開け、参加者全員がその場で形式的な乾杯をするのだ。
生まれて初めて体験する地鎮祭という儀式はこうして滞りなく終わった。
2人でこれから建てる家の“主(あるじ)”になることの責任を自覚し、土地に宿る神(はたまた精霊か魂か霊か、その対象ははっきり分からないながらも)に「この土地を私達に使わせて下さい。調和を尊び大切に使います」と誓願する様な神聖な気持ちになった。
下世話な話だが、記録として末筆にお金の話も書き留めておこう。。
地鎮祭の費用は3万円だった。神主さんへのお礼が2万円、そして神饌や御神酒代を含めて工務店に1万円 -- K社長のお言葉に従った。
地鎮祭に関する参照URL:
http://allabout.co.jp/house/homebuilding/closeup/CU20010524/index.htm